病院へ入院する際に他の患者さん、医師、看護師に挨拶は必要なの?
2018/10/17
病院へと入院する際に周りの方、これからお世話になる方に挨拶が必要かどうか。
これから入院を控えていらっしゃる方は迷うかもしれません。
ここで考えてみたいと思います。
個室か相部屋かで違う?
病院へと入院する際には、個室で入院するのか相部屋で入院するのか決めることとなります。
挨拶をするかどうかもご自身が個室へ入るのか相部屋に入るのかで変わってきます。
結論から言うと、相部屋の場合には同室となる方に軽く挨拶をした方が良いと思います。
一方、個室に入院される方は必要ないでしょう。
そもそも個室と相部屋のメリットはどんなところでしょう。
個室のメリット:「プライバシーが保たれる」「他の人に気を遣わなくて済む」
相部屋のメリット:「一人ではないので寂しくない」「料金が安価である」
このような違いがあります。
つまり個室を選択される方はプライバシーを保ちたかったり、他の人に気を遣い気疲れするのを避けたい傾向が強いと言えます。
なのでたとえ隣の部屋に入院することとなったとしてもわざわざ隣の個室を訪ねてまでご挨拶する必要はありません。
一方、相部屋の病室へと入院する場合はこれから一定期間に渡って一緒に過ごすことになるわけですから、簡単に挨拶するのがベターかと思います。
入院のご挨拶の際に気を付ける点は?
ご挨拶するといってもかしこまって丁寧にする必要はありません。
相手の状況や気持ちを考えて以下のような簡素な形で十分でしょう。
・自分の名前を言って「宜しくお願いします」と伝える
・「こんにちは私は○○です」と伝えるだけでも良い
・挨拶の際にお菓子などを渡す必要性はない
「何か渡すのがマナーなのではないか?」と考えている方はいますが、個人の病気によっては食べられない食べ物があります。
又、かえってその気遣いを負担と感じてしまう方もいらっしゃいます。
病院内でそこまで気を遣う必要はありませんし、どうしても相部屋の人に何か渡したいのであれば便利なボックスティッシュ等の消耗品がお勧めです。
カーテンが閉まっていれば挨拶はしなくて良い
相部屋でも個人のプライバシーを保つために、それぞれのベッドにはカーテンがあって閉まっている場合は周りから見えない状態となっています。
点滴を打つ際や寝る時にカーテンを閉めることとなり、挨拶をしようと思った際にカーテンが閉まっていれば開ける必要はありません。
むしろカーテンを自分から開けて挨拶をするのは失礼にあたることもあります。大人数の部屋であれば顔が見える人だけ挨拶をすれば十分です。
カーテンが開いている時に改めてご挨拶すれば良いと思います。
医師や看護師の方々にもご挨拶しましょう
では、同じ患者さんではなくこれからお世話になる医療従事者の方に対してはどうでしょうか。
これは最低限ご挨拶するように心がけましょう。
個室でも相部屋でも入院される場合は担当となる医師や看護師の方々が挨拶にいらっしゃいます。
その際に「これからお世話になります。」「これからよろしくお願い致します」など、簡単で結構ですのでご挨拶するようにしましょう。
注意したいのはお世話になる気持ちをこめて金品をお渡しする、という行為は行わないようにしてください。
こういった行為は病院サイドは受け付けませんし逆にご迷惑を掛けてしまいます。
気持ちを伝えるだけで十分です。
まとめ
以上が病院へと入院した際に心得ておきたいマナーです。
個室の場合はわざわざ周りのお部屋にご挨拶に訪れる必要はありません。
相部屋であっても体調が優れなかったりプライバシーを保ちたかったりと、話しかけてほしくないタイミングも当然あります。
そういったことも踏まえて同部屋の全員に義務的にご挨拶する必要はなく、出来るタイミングで簡素に行えば十分と言えるでしょう。