育児休業給付や出産一時金の税、医療費控除は?
出産に際して給付されるものは様々なものがあります。
これらの税の扱いはどうなっているのでしょう。
ここで簡単にまとめてみたいと思います。
育児休業給付は課税?非課税?
育児休業給付について簡単に説明します。
育児休業の期間中は給料の支払はストップされます。
その期間中の支援のために給付されるものが育児休業給付です。
こちらの税の扱いはどうなるのでしょう。
こちらは雇用保険法の規定により課税されないこととされています。
出産手当金は課税?非課税?
次に出産手当金について簡単に説明します。
産前・産後の期間中は給料の支払はストップされます。
その期間中の支援のために給付されるものが出産手当金です。
こちらの税の扱いはどうなるのでしょう。
こちらは健康保険法の規定により課税されないこととされています。
出産育児一時金は課税?非課税?
続いて出産育児一時金について簡単に説明します。
出産する際には多くの費用を必要とすることになります。
その出産の費用負担の支援のために給付されるものが出産育児一時金です。
こちらの税の扱いはどうなるのでしょう。
こちらも出産手当金と同様、健康保険法の規定により課税されないこととされています。
医療費控除の扱いはどうなる?
上述したように育児休業給付、出産手当金、出産育児一時金はいずれも課税されません。
しかし、医療費控除の扱いで若干違いがあります。
出産育児一時金については出産に伴う医療費を補てんする性格のものですから医療費控除の計算上、医療費控除の対象となる金額から控除する必要があります。
一方、育児休業給付や出産手当金は医療費を補てんする性格のものではありませんので医療費控除の計算上、医療費控除の対象となる金額から控除する必要はありません。
まとめ
以上出産、育児に伴う給付金の税の扱いを簡単にまとめてみました。
いずれも非課税になりますが医療費控除の扱いは異なりますので注意して頂ければと思います。