昨今、仮想通貨がブームとなっていますよね。
この仮想通貨に関する税の申告はどうすれば良いのでしょうか？
ここで簡単に見てみたいと思います。
仮想通貨の売却に対する税の申告は？
仮想通貨を売却(日本円に換金)することにより利益を生じた場合には、その利益(売却価額と仮想通貨の取得価額との差額)を申告する必要があります。
株の売却については一定の手続きをしていると源泉徴収といって利益を生じる都度、税を差し引いて精算してくれるので申告しなくて良いケースがあります。
しかし仮想通貨の場合はそのような制度がないので確定申告書に他の所得と合算して原則として「雑所得」という区分で「総合課税」で申告することになります。
「面倒くさそう･･･」
「申告しなくても良いかな･･･」
と思われる方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、納税は国民の義務なので利益が生じた以上は絶対に申告しなければなりません。
一定の方で、他の所得が20万円以下の場合は所得税の申告をしなくて良いケースもありますが、あくまでも例外であり、原則的には申告は必要です。
仮想通貨で商品を購入した場合の税は？
仮想通貨を商品決済に使用した場合にも所得が生じることがあります。
それは使用時点での商品価額と仮想通貨の取得価額との差額があるようなケースです。
この場合もその差額を所得として申告する必要があります。
仮想通貨を交換した場合の税は？
仮想通貨を他の仮想通貨と交換した場合はどうでしょう？
この場合もお持ちの仮想通貨の取得価額と他の仮想通貨の時価との差額が所得となります。
こちらも同じく所得として申告する義務があります。
まとめ
以上のように仮想通貨について所得が生じた場合には原則として「雑所得」の区分で他の所得と合算して「総合課税」として申告する必要があります。
申告する義務がある場合には必ず申告しなければなりませんのでその点に留意しながら仮想通貨とお付き合いされてください。