「緊張に何一つ良いことなんてない」「緊張しないに越したことはない」と考えている方はたくさんいらっしゃるでしょう。
確かに、緊張しているとピリピリと煮詰まった状態になりますし、「苦しい」「辛い」「怖い」といった感情も出てきますよね。
そんな時に、逆転の発想で緊張をあえてしてみるという作戦はいかがでしょうか。
緊張をあえてする!という発想
人間とは不思議なもので何かを改善しようと意識すればするほど負のスパイラルに陥ってしまうことが良くあります。
例えば以下のようなケースです。
・眠れないときに眠ろうとすればするほど眠れなくなる。
・スポーツで一つの箇所を直そうとすればするほど直らなくなる。
・忘れたいことを考えないようにしようとすればするほど考えてしまう。
皆さんも大なり小なり似たような経験があるのではないでしょうか。
これは緊張にも言えることです。
緊張しないようにしようとすればする程どういう訳か逆に緊張してしまうのです。
では緊張しないようにすればするほど緊張してしまうのですから逆転の発想をしてみてはどうでしょう。
「緊張したい!緊張しなくてはならない!」と意識することで逆に緊張しなくなるのではないでしょうか。
本気で緊張したい!緊張しなくてはならない!と考える
上述したようにあえて緊張しようとすることで結果として緊張が和らぐかもしれません。
しかし単純に緊張したくないからあえて緊張しようとする、というのでは深層心理で緊張しようとしている訳ではありませんからあまり効果的ではないでしょう。
そこで本心で「緊張したい!緊張しなくてはならない!」と考えるための理由付けが必要となります。
つまり緊張したいと思えるだけの緊張の利点・メリットを意識すれば良いのです。
緊張の利点・メリットを意識する
緊張の利点・メリットとしては創造性や柔軟性の向上を挙げることができるでしょう。
緊張することで、最高のパフォーマンスを引き出せるのです。
プロのアスリートやスポーツ選手で結果や成果を出している人の多くは、適度な緊張状態を保っています。
適度な緊張感はベストパフォーマンスの発揮で欠かせないため、そういった一流選手は緊張することが効果的だということを知っています。
まとめ
以上のように緊張をあえてしようとすることが結果として緊張を抑えることに繋がることもあると思います。
仮に実際に緊張してきたら「最高のパフォーマンスを発揮できる!」とメリットにフォーカスを当てれば良いのです。
緊張しなければしないで「緊張したい!緊張しなくてはならない!」と、より考えることによって過度な緊張の誘発を防ぐこととなりリラックスした心理状態に持っていくことができると思います。
どちらに転んでも前向きに捉えることのできる逆転の発想を皆さん一度試してみてはいかがでしょうか。