緊張が嫌いな人は多く、次のような悩みを抱えている方は少なくありません。
・昔から人前で緊張する自分が嫌い
・どうにかして緊張しなくなるようにしたい
・緊張するあまり人前に出ると話せなくなってしまう
これらは全て緊張=悪いものという前提の上に成り立つ悩みではないでしょうか。
そこで緊張=良いものと捉えることができれば多少は緊張を味方につけられることと思います。
以下では緊張を味方にするための考え方を挙げてみました。少しでもお役に立てれば幸いです。
緊張は身体の自然な反応だと捉える
緊張を味方にするために、まずは「緊張は身体の自然な反応だ」という点を押さえておくと良いでしょう。
私たちが普段の生活の中で緊張するのは、これから訪れる瞬間や出来事に向けて身体がエネルギーを集中させているのが原因です。
・より高いパフォーマンスを発揮する
・物事を成功へと導く
このような結果を得るために欠かせないもので、身体の自然な反応なのですから緊張=良いものと捉えるべきものなのです。
「成功へ導くために身体が自然な反応をしているな」と捉えることができれば緊張=悪いものという考えは多少は和らぐかもしれません。
逆に、「緊張したらダメだ・・・」という考えがむしろ不自然な考えなのです。
身体が本来の反応をしている→本番に向けた準備が完了している!と自信を持てるくらいで良いのです。
回数を数えながら深く腹式呼吸をする
上述したように緊張は身体の正常な反応で成功のためのウォーミングアップ完了の合図であると捉えましょう。
それでもそうそう簡単に考えを変えるのも難しいと思います。
そこで過度な緊張感を和らがせるために、回数を数えながら深く腹式呼吸をするマインドフルネス瞑想がおすすめです。
これらは大手の企業の研修でも行われています。
大手企業でも取り上げているくらいですから過度な緊張が自分だけの特別なものだと考えないようにされると良いでしょう。
この方法は瞑想によって身体の働きをコントロールしている交感神経と副交感神経の自律神経を整え、緊張を味方にできるというメカニズムです。
以下では、腹式呼吸の簡単なやり方と得られる効果について簡単にまとめてみました。
・緊張する場面に遭遇したら目を瞑って深く呼吸をする
・1回2回と頭の中で腹式呼吸の回数を数える
・呼吸に意識を集中させることで心がリラックスする
・自律神経の副交感神経が優位になってストレスが軽減する
もやもやした気持ちが頭から離れなかったり、夜に中々寝付けなかったりという時に実践してみるのも良いと思います。
まとめ
以上のように緊張とは無理矢理抑えつけるべきものではなく、身体の正常な反応であるということを認識しましょう。
緊張を味方にするには自分自身に呟いてみるのも効果的です。
緊張を無理に消そうとするのではなくエネルギーを蓄えている身体に「お、緊張してきたぞ。成功への準備運動をしてくれているんだな。」
と呟いて感謝することにより、緊張が味方になってくれる、と考えられるようになると良いと思います。